ウォリアーズのルーキー、ヤクセル・レンデボーグが、日曜夜のLAクリッパーズ戦(124-112で勝利)で37得点を挙げた。ウォリアーズのルーキーとしては、2010年のステフィン・カリー以来の最多得点となる。
大学時代に30得点を記録したのは112試合中1度だけだったレンデボーグは、プロ生活の最初の2週間で早くも30得点以上を2度記録している。
この試合は back-to-back の初戦で、ウォリアーズはカリーとドレイモンド・グリーンを休ませ、翌日のフェニックス・サンズ戦に備えた。その結果、日曜夜の攻撃の主役はレンデボーグが担うことになった。
「スティーブがコートにいないときは、チャンスなんだ。チームのリーダーであり、主役になろうとした」とレンデボーグは語った。
大学時代からの変化
ジュニアカレッジで3年間プレーした後、レンデボーグはUABでの2シーズンで平均13.8点と17.7点を記録した。さらにミシガン大学での昨シーズンは、全米制覇を果たしたチームで平均15.1点を挙げている。得点力はあるものの、ドラフトに臨んだ時点での評価は、器用にすべてこなすスキルの高いウイングで、攻撃の補助的な役割に最も適しているというものだった。
しかし、ジミー・バトラーが昨年1月に前十字靭帯を断裂して以来、ウォリアーズはカリーの隣で得点を担う2番手を強く必要としていた。レンデボーグはその役割に進んで踏み出し、多くの人々、本人さえも驚かせている。
「良いシューターだとは分かっていた」とスティーブ・カー HCは語った。「6月にチームのワークアウトに来たとき、技術の高さは見て取れた。でも、今夜見たものは想像していなかった」
3ポイントシュートへの取り組み
レンデボーグは大学時代、3ポイントシュートをほとんど打たず、UAB時代は1試合平均わずか1本だった。ミシガン大に移籍すると、当時のアシスタントコーチだったマイク・ボイントンから、ダスティ・メイHCがスモールフォワードとして起用する計画を聞かされ、積極的に打つよう説得されたという。
当初は、5本続けて3ポイントを決めるのに40分かかったと本人は振り返る。それが数カ月後には、20本連続で決められるようになった。ミシガン大での1シーズンでは、1試合平均4.5本の試投で37%を成功させ、急成長を見せた。
「ドリブルからの3ポイントを初めて打ったのは、メリーランド戦だった」とレンデボーグは話す。「負けていて、何本か3ポイントを決めていたから、ただ試してみたんだ。背が高いから、それが強みになる。練習する機会はあまりなかったけどね」
7試合目となった日曜夜の試合では、身長6フィート10インチ(約208cm)のフォワードが、外のどこからでも落ち着いてステップバックを打てる様子が映像から分かる。決めた6本の3ポイントのうち4本はドリブルからのシュートで、第3クォーターにはカリーがベンチで熱狂的に喜ぶほどの猛攻もあった。
「彼はこういうプレーをしているけど、まだNBAのゲームを本当に理解してはいない」とカーHCは言う。「試合のスピードはまだ彼にとって速すぎる。でも、非常にスキルがあり才能もあるから、あらゆるプレーを生み出している。これからもっと良くなるよ」
スタッツへの誘惑
レンデボーグはこれまでに26得点、26得点、31得点、37得点の試合を記録している。現在は1試合平均22.7得点、7.3リバウンド、3.7アシストで、新人王候補としても早くも注目を集めている。
「自分で誇りに思っているのは、3ポイントの取捨選択だ」とレンデボーグは言う。「去年なら、3本外していたら、その試合はもう二度と打たなかっただろう。デンバーでは、最初の5本を全部外したけど、それでも打ち続けたんだ」
ただ、NBAでの最初の2週間で学んだ教訓について、本人は率直に語っている。日曜夜には、スタッツを水増しすることの危うさを身をもって知る場面もあった。
大差で勝っていたウォリアーズがフリースローを打つ終盤、チームメイトのディアンソニー・メルトンとウィル・リチャードが、40得点まであと3点だと伝えてきたという。そこでレンデボーグは、その後の数回の攻撃で難しい3ポイントを狙い続けたが、3本とも外してしまった。その結果、クリッパーズに隙を与え、リードは一時8点まで縮まった。カーHCはタイムアウトを取り、レンデボーグをベンチに下げた。
「今のNBAは、そういうふうに一気に流れが変わる」とカーHCは指を鳴らしながら話した。「ほぼ毎晩、25点のリードがひっくり返されているんだ」
レンデボーグは今後、その誘惑を避けると誓っている。
「スタッツを追いかけるようなタイプの選手では、これまで一度もなかった」とレンデボーグは語った。「さっきみたいに周りの圧力に流されてしまったのは、僕のミスだった。僕はフェアなバスケットを大切にする選手なんだ。最後の2、3分間は、それができていなかった」
レンデボーグがベンチにいる間、ウォリアーズは大きな失点を防ぎ、クリッパーズを押さえ込んだ。開幕から0勝3敗と苦しんだ後、この勝利で4連勝となった。
この急速な巻き返しの中で、レンデボーグの潜在能力の高まりへの期待から、今シーズンの見通しも一気に上向いてきた。
「シーズン最初の数週間で、彼が試合に与えている影響は見事だ」とカーHCは語った。「すべてを変えている。今夜のようにカリーがいない試合で124点を取れたのは、ヤックスがチームの攻撃力の大きな理由になっているからだ」